刑務所製品展示 即売会！

刑務所製品って知ってますか？
平成２７年６月５日、６日
全国刑務所作業製品展示即売会（第５７回全国矯正展）が開催されています。
法務省特別矯正監の杉良太郎さんや矯正支援官のATSUSHIさんらも視察に訪れました。




代表的なもの・出典：http://www.machidukuri-otsu.jp/event/?p=301

平成２４年３月末現在、約６万１千人の受刑者が、全国７７の刑事施設（刑務所等）で就業しています。

刑務所で製作した製品というと、あまり良いイメージが持たれないと思いますが
皆さんはどうでしょうか？
まる獄のマークはよく見かけますが、かっこいいとも感じるけど
もう少し女性にも親しみやすいマークにならないものかなと思っていました。
そこで調べてみたら、「ＣＡＰＩＣ」という新しいブランドマークの商品も出ていることを知りました。

「ＣＡＰＩＣ」とは矯正協会刑務作業協力事業の英訳（Correctional　Association　Prison　Industry　Cooperation）の頭文字をとったものです。



小物から家具までバリエーション豊富なので驚きます。







「ＣＡＰＩＣ」の商品：http://www.e-capic.jp/seihin
通販もあります：http://www.e-capic.jp/e-shop

また、売上げの一部を犯罪被害者支援団体の活動に助成しているというのも知りました。


ニュースを見ると少年犯罪に心を痛めている人も多いと思います。 罪を犯してしまった多くの人々が、社会復帰を目指し刑務所の中で努力をしているのでしょう。 犯罪は決して許されることではありません。 しかし、同じ一人の人間として、更生できる道があるというのは前向きに生きていくうえで大切だと思います。 二度と犯罪を繰り返したくないという、この製品に込められた思いを深く感じました。




心理学者のグリュック夫妻が提唱した少年が非行にはしる４つの要因を以下にあげておきます。

（1）身体的特徴としてガタイの良い少年が多い
（2）精神的に不安定、アグレッシブ、社交的、攻撃的、無鉄砲などの気質的特徴をもつ
（3）すぐに相手に突っかかり、人を疑いやすい態度。常識や権威に従わない態度。
　短絡的で計画を立てないで行動に移してしまうなどの態度をとりやすい。
（4）愛情や他人を尊重するといったことに無関心な家庭環境で育ち。親子関係が破綻、 　もしくは破綻しかかっている。

少年が非行にはしりやすくなる７つのリスク
（1）過去1年間のうちの家出をしたことがある。
（2）一緒に過ごしている父母からなんらかの悪影響がある（両親の不仲など）
（3）過去1年間のうちの怠学（授業をさぼったり、急激に成績が落ちるなど）
（4）中学から高校までの思春期（年頃になり、親に反抗する気持ちが社会に反抗する気持ちに転化される）
（5）同じ非行を繰り返す
（6）家族の問題行動（親や兄弟が逮捕された、親が家族を省みなくなった）
（7）非行にはしるモチベーションができた（友人がぐれた）

これはアメリカの少年を研究の対象としているので、少し異なるかもしれませんが、
家庭の環境はとても影響するような気がします。
子供は親や大人のことをよく見ています。自分をもっと理解してほしいと思っています。 忙しい現代社会ではなかなか難しい状況の人もいると思いますが、 自分も含めて、子供だけに使う時間をもう少し持たなきゃならないなのではないかなと思いました。

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